FANTASY FOR VIOKIN AND ORCHESTRA from Ladies in Lavender(Nigel Hess)
Joshua Bell,
violinRoyal Philharmonic Orchestra/Nigel Hess
ヘス:ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー
(映画「ラヴェンダーの咲く庭で」より)
ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)
ナイジェル・ヘス指揮/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
2007/08シーズンの浅田真央選手のSP使用曲です。
切ない旋律をジョシュアべルのヴァイオリンが甘美にまで歌い上げる。
タチアナ・タラソワ氏が浅田選手のために渾身の振付を施した。
あのシーズン浅田選手はSPでのジャンプの不調に悩まされ、美しい振付を満足に踊りきることができずにいた。
SPのあとは、いつも曇った表情で、時には涙を見せていた。
メロディと振付に刻まれた「届かない想い」が、
まるで浅田選手の、完璧な演技に「届かない想い」を表しているかのようにさえ思えた。
後から考えたのだから、「こじ付け」かもしれないが、
タラソワ氏は、「浅田選手の生き方」そのものに振付を施していたように思えてならないのだ。
次のシーズンでは「愛する」ことが「悲しみ」にも「憎しみ」にも変わっていく愛憎の様を表した仮面舞踏会」で、スケートへの愛から生じる「悲しみ」「口惜しさ」「憎しみ」を浅田選手は演じ切った。
五輪シーズンでは、SPで「仮面舞踏会」が持つもう一つの顔、
華やかで喜びに満ちたワルツで、スケートの楽しさを演じ切り、
片や、フリーでは「鐘」で、スケートへの執念とも思える強い想い、
どんなにフィギュア界が歪んでいても「私は滑る」そして「勝つ」。
浅田選手の魂の叫びを、確かに演技の中に見た。
そして、今季、エキシビションではショパンのバラードでタラソワコーチと浅田選手の「奇跡の軌跡」を演じている。
浅田選手は、プログラムを演技するスケーターではなく、
プログラムで、自分を表現するスケーターなのだ。
タラソワ氏には、それが良くわかっていたのだと思う。
タラソワ氏は、真央を信じていた、愛していた。深く。
言葉など通じなくても、魂は繋がっている。
僕はそう信じている。
その愛の始まりの思い出の逸品。
「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」
旋律が耳をかすめ、僕の脳裏には、
浅田選手の滑らかに踊る姿が、鮮やかな色を放ち続けるのだった。
[1回]
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この記事へのコメント
無題
いつもメッセージにあったかい御返事をありがとうございます。
ひとりひとりに真央選手の愛情を込めたメッセージをつけて
ほっこりと真央選手への大きな愛情を感じております。
元気出ましたか?
私もANIKIさんとは同じとは思いませんが
ちょっと言い過ぎ
うがった考えだったと反省しております。
村上選手は頑張っているだけなのです。
NHK杯よりアメリカ、アメリカよりファイナルと
徐々に成果を上げてきた裏に
どんなに努力してきたことか!
まだ16歳。
真央選手の16歳の時のニコニコ映像を見ながら
若いこの夢をつぶしてはいけないと
勝手に誓いました。
素直に日本選手全員を応援できる環境が
早く訪れればいいですね。
とにかく真央選手の応援頑張りましょう。
落ち込んでいたら負の気が送られてしまいます。
追加訂正。
さっきコメントを読み返したら
勘違いされそうなので訂正です。
ANIKIさんと同じ落ち込み具合ではないけど
なんで頑張っている若い選手を
勝手に悪い印象を持ち
なぜうがったコメントを送ったんだろうって
自分にガッカリしたんですよ。
頑張るって努力するって
とっても大変で自分はいつも逃げてばかりです。
だから、自分よりずっと年下の真央選手が
気になってしょうがない。
無題
いつもありがとうございます。
つくづく、報道の極端さにうんざりで
結局、報道に踊らされてた自分に
腹が立っているところです。
真央ちゃんが好きなばっかりに
真央下げ記事、または、真央ちゃんが引退したような極端な世代交代記事に
佳菜子選手の選手としての資質を見極める前に
「真央チャンを悪く書かないで」っていう気持ちが先行してました。
それは、真央ちゃんだけではなく、鈴木選手、安藤選手の報道の在り方も同じなのです。
話題性のある記事が読者の興味をそそるのは事実ですが、底知れぬ冷酷さを感じます。
そこで、FANに出来ることは、他でもない、
好きな選手を信じることなんでしょうね。
どんなに調子を落としていても、ずっと見守れる強い力が欲しいです。
全日本を前に、期待と不安が日増しに高まってきますが、少し、冷静に見れるようになりたいなと思います。
残念ながらアンチ佳菜子の記事を書いてしましましたが、そのことで、真央ファンの多さを再確認しました。
がんばって、応援しましょうね。
一週間後には楽しい記事が書けるよう祈っています。