「黙して語ろう」と考えていました。
メディアの酷評など「あらゆる情報は必要ない」とも。
だけど、あまりにも激しい衝撃に、怒りを吐露してしまいましたね。
怒りの矛先が「チンクワンタ」だったり「ラサール石井」だったり。
本音は、「冷静ではいられない」でした。
家にいるとPCに手が伸びそうで、ひたすら出掛けて過ごしましたが。
あれから、1週間。
そろそろ、僕も考えをまとめたいと思います。
真央ちゃんに対するジャッジの厳しさは、明らかに異常です。
失敗を見逃されている選手が目の前に居るのに、納得しろと言われても納得できません。
真央ちゃんファンは、ほとんどが、このように思うのです。
だけど、納得している人がいます。
他でもない、真央ちゃん本人です。
あのオリンピックの大舞台での得点差も、真央ちゃんは納得していました。
くやしいのはくやしいでしょう。誰よりも。
怒りをメディアにぶちまけたとしても、不思議ないくらいに。
だけど、真央ちゃん自身も、日スケ連も至って冷静でした。
結局、ルールが変わらないというなら、自らが変わっていくしかありません。
安藤さんは難度を落としてでも、確実な方法をとりました。
真央ちゃんは、ジャンプを一から修正する、遠いところに目標を置きました。
その結果が今回のワールドに現れました。
某選手への加点は、当然あるものとして、予測範囲以内。
それはちょっと置いといて、
自分に出来ることをやってきたのです。
安藤さんも、真央ちゃんも。
今シーズン、安定した演技を見せ続けた安藤さんが優勝。
当然ですね。
ほとんど失敗もありませんでした。
一方、加点の人は、2位でした。
ヨーロッパ女王が(昨季の)3位に入りました。
美しいスピンのシズニー。
地元開催で、大健闘、レオノワ。
6位には浅田真央。
加点の人を除けば、今シーズンのGPシリーズ、EC大会、4W大会、
すべての大会の成績が、そのまま活かされた結果です。
順当な順位といえます。
世界中の人々が、今回の順位に一定の満足感と、
一部に、大いなる違和感を覚えたことでしょう。
この違和感がクローズアップされたことも、この大会の大きな収穫です。
日本のあほな報道は、ほっといて、
まともな国の人に与えた違和感・・・
これこそ、超えて行くしかない障害物です。
真央ちゃんの目標は何でしたっけ?
真央ちゃんは、他の人と同様、
出来映えでプラスのもらえるジャンプを目標にしています。
そして、
オンリーワン「出来栄えでプラスのもらえる3A」が最終目標です。
真央ちゃんにしかできないこと。
これができたら、究極の感動に鳥肌ものじゃないですか?
すごくすごく楽しみじゃないですか?
酷なルールの下でも、絶対に成し遂げる、
浅田真央はそういう人だと思うんです。
痩せて、表情を曇らせた真央ちゃんを見るのは辛いです。
だけど、「信じて、待つ」
ファンに出来る、最小で最大のことは、
真央ちゃんを信じて待つことです。
障害物があれば、超えるしかない。
浅田真央流、障害物競走です。
僕らは、白いリボンを張って、ゴールで待ちましょう。
僕らは、
リボンをきって、
ゴールに飛び込む真央ちゃんの姿を
鮮やかな色と、
はっきりとした輪郭で
思い描くことができるはずです。
[147回]
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