フリーペーパー「ザ・ランキング神戸」2011.3 Vol.13より
一般人にむけてのアンケート結果です。
アイススケートでやってみたいのは?
トリプルアクセル VS イナバウワー
トリプルアクセル 72%
イナバウワー 28%
比べるのがどうかと思いますが(^^ゞ
トリプルアクセルといえば、浅田真央選手
イナバウワーといえば、荒川静香さん。
そういえば、荒川さんの金メダルに1996年は湧いたものですが
昨年の浅田選手のバンクーバーの熱戦の記憶が、鮮烈過ぎて、
荒川さんの金メダルの記憶を、遠い過去に追いやってしまった感があります。
最近になって、荒川さんが、折しも浅田選手のシニアデビューシーズンに重なってしまった、トリノ五輪シーズンの複雑な心境を吐露してますよね。
解説者として現役選手を解説していく立場としては、
「まおちゃんとくらべないで」と言ったシーンをなどを公表してしまっていいのでしょか。
今までの荒川さんの解説には「なんらかの含みがあったのだ」と思われてもしかたないです。
逆に、その頃から、浅田選手の存在は大きかった、浅田選手擁護の発言ともとれますがね。
GPシリーズと、国内の大会で、浅田選手が荒川さんを超えたのは事実。
「五輪金メダリストを超える存在」として浅田選手が俄然、注目を集めたのも事実。
だけどそれは、「トリノ五輪に出ていたら、勝ったかもしれない」だけのこと。
想像の上のこと、ただの仮説です。
他のどの選手より、オリンピックのプレッシャーに打ち勝つこと、自分に打ち勝ちこと。
その二つを超えて手に入れた荒川さんの金メダルは立派だったと思います。
得意なイナバウワーにも、こだわり続け、イナバウワーが荒川さんの代名詞にもなりました。
たしか、K国女王のも、この技が好きですよね。
4年後、バンクーバーでの死闘。
荒川さんにとっては、自らの冠を掛けた浅田選手との戦いだったのかもしれない。
浅田選手が金メダルを取った時点で、荒川さんの栄光は消えると。
しかし、浅田選手は金メダルをとれなかった。
点数では、荒川さんのそれをとっくに越しているんだけど。
荒川さんは、内心、ホッとしたことでしょう。
日本での歴代五輪金メダリストは荒川さんだけです。
キム・ヨナ選手のジャンプの成功を確認する度に「よし、よし」と
喜びを加速させていく、荒川さんの声は、観ているものの記憶に
鮮烈に残りました。
そのことが、解説者としての「信用」を著しく落としていったことを
ご本人はご存じなんでしょうか?
ま、荒川解説信用暴落説はおいといて、たわいないランキングの話に戻しましょう。
回答者のコメントに、
トリプルアクセル派は「気持ち良さそう」「娘が習っていて(フィギュアを)、全くできなかった」
「華やかさ、美しさ、運動機能性の素晴らしさ」
一方、イナバウワー派は「180度天地逆転を見たい」「姿が美しい」
「安全(3Aは骨折しそう)」
そもそも、比べるのが変だし、しかも一般人に聞いても・・・
だけど、ある意味、的を射てるともいえます。
「危険(挑戦)」「技術(運動機能性)の高さ」=浅田選手の勝負魂。
「安全」「見た目きれい」=K国女王の勝負魂。
雑誌の編集者に、意図があったとは思えませんが、
こんなところにまで、トリプルアクセルの存在が浸透してるんだなと
つくづく感心しました。
[19回]
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この記事へのコメント
無題
日本では、荒川さん=イナバウアーってイメージだったけど
あまりにヨナがやるから、K国ではヨナのイメージになってるようですね。
五輪委員会を迎えたバスの写真とか、諸々、ヨナバウアーの写真が多くあるし。
でも、今は、未来ちゃんやフラットや多くの選手がやってるから、もう誰かのイメージって無いのかも。
だけど、3Aは、まだみどりさんと真央ちゃんだけ。
それってものすごい事なのに、評価されなさすぎですよね。
イナバウアーと同列に並べるなって感じ。
無題
コメントありがとうございます。
そうですよね。
トリプルアクセルは、みどりさんと真央ちゃんの代名詞です。
でも、イナバウアーは誰のものでもないので
イナ・バウアーさん本家本元の画像を載せました。
あ、このアンケートの回答者は男性もいたみたいです。
男子なら、トリプルアクセルは必修技ですね(^^ゞ