フィギュアスケートは過酷なスポーツだ。
だから、佐藤信夫氏と久美子氏は、
娘である佐藤有香さんがフィギュアスケートを始めることに、
初めは反対したらしい。
そうだろうね。
氷は冷たいし、いつも怪我と隣り合わせ。
転倒して、手をついた先には、誰かのエッジが牙をむいているんだから。
だけど、有香さんはその道で開花し、「滑りの申し子」と呼ばれ、
アマチュアの世界女王のタイトルを獲り、
プロ転向後も、そのスケーティングの質の良さと表現力で
みなに、一目おかれる存在となった。
それから、何年の月日が流れただろう。
フィギュアスケートが過酷なスポーツであることは
今もって、変わらないけど。
その過酷な世界に挑み続ける浅田真央という光が
佐藤氏の影と重なる日がやってきたのだ。
あっけらかんとも見える普段の真央ちゃんだが、
氷の上では、執念深く、こだわり続ける姿があった。
こだわりは、時に真央ちゃんを孤独にした。
指導者たちは、自分の指導で選手が伸びていくのを
喜びとしているはずだ。
だけど、自分の手に余る程、とてつもない度量の選手が現れた時、
その責任の重圧に耐えかね、その手を離し、遠くへ遠くへと追いやるものなのだろうか?
真央ちゃんが、時に一人で氷をなでる姿に、
大人たちはただ、圧倒されるばかりで。
いつもそばにいて、喜びを共にし、悲しみから救い、
キス&クライで、真央ちゃんを抱き締めてくれる大きな存在に恵まれないまま、ルールという大きな敵と戦い続けたのは、誰もが良く知るところだ。
その結果、真央ちゃんは「ルール」に惨敗したのだ。
なんて、残酷な結果だろうと思う。
なんて、残酷な涙だったことか。
あの季節を思い出すたびに、口惜しさに涙が出る。
演技の中盤でエッジが引っかかったとか、
完璧な演技ができなかったとか、
そんなことが、口惜しいんじゃない。
真央ちゃん一人ではどうしようもないところにルールがあったことが、口惜しくてたまらないのだ。
遠い憧れだったオリンピック。
近い目標になった金メダル。
10代の長い年月を、ただ、憧れのタイトルのためにだけ、捧げ続けてきた。走り続けてきた。
すべては、略奪され、汚された。
少なくとも、僕にはそう思えた瞬間だった。
あの安っぽい007も、ジャッジも、ルールも、真央を見捨てたコーチも、みんなみんな許せない。僕は、半ば狂乱していたに違いない。
思い出すだけで、胃がむかつき、腸が踊った。
だけど、涙のオリンピックから、すでに季節は一巡し、
新しい真央ちゃんの挑戦は、実を結び始めている。
フィギュアスケートの過酷さをよく知り尽し、
その世界に身をゆだねる浅田真央という輝く光。
そして、その光の半身、傷つきやすい影をよく知る人たち。
コーチと副コーチに両手を預けて。
瞳は、もう、しっかりと、次の高みを見据えて。
熱く語ってしまった。
そして、最後まで「タイトル」に、結び付かなかった。
いや、しかし、わかる人はきっと、わかって下さったはずだ。
真央ちゃんがフィギュアスケートの世界に光を灯す限り、
真央ちゃんは、髪型を、大きく変えることはできないということを。
そうそう。フィギュアも、体操、シンクロナイズドスイミングでもそうだが。
女子は、髪型だけでも、コロっと変わる生き物なのだ。
よっぽどの美人で無い限り、少しでも自分の欠点を隠したがるもの。
髪型は、隠れ蓑にはもってこいの代物だ。
髪を後ろで結い、包み隠さず顔を出す髪型は、年頃の女の子にはちょっと痛い髪型なのだ。
包み隠さず、顔を出していれば、どんな人でも多少の欠点が目につきやすいもんだ。
なのに何も知らずに、真央ちゃんのことを「ブス」呼ばわりをする下賤な輩がいることは認知している。
おまえと、お前とお前な。
本当は即、公開処刑なところだが、チャンスをやろう。
「もしも真央ちゃんが髪型の呪縛から解き放たれたなら」というあにき日記を今すぐ読め。
そして、この4枚の写真をご覧!お馬鹿ども!
髪型一つで、真央ちゃんはこんなに可愛らしくなるんだ。
おお!!ベリーキュート
ますは、今のままでちょっと毛先がカールしてる真央ちゃん
ちょっと前髪を作ってみた真央ちゃん
セミロングスタイル真央ちゃん、いやこれはショートかな?
ショートボブ、くるりん
ちょっと、ムリムリ画像処理したので、拡大すると、ボロなので小さく見てね。
こんなかわいい子、見たことないってくらい可愛くなったよ。
[74回]
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この記事へのコメント
ご覧になった方々へ
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「真央ちゃんヘアカタログ」メーキング画像
「before & after」も読んでみてくださいね。
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よろしくお願いいたします。7
無題
あの美しさをいつか絵に残してみたいです。テーマずれてもうしわけありません。
彼女の
素敵なお考えです。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
おヒナ様に似てる、菩薩様に似てるとか
純和風なお顔立ちだって、よく言われますよね。
浮世絵もまた、日本文化そのもの。
お耳も、すごく福耳で。
独断の絵描きよりさんの「霊験を感じる」とおっしゃるのも、わかる気がします。
貴重なご意見をありがとうございます。
そうですよね。真央ちゃんの笑顔を見てるだけで幸せを少し、分けてもらった気がするのも
そういったことかもしれませんね。
真央ちゃんと同じ時代に生きていれて本当に幸せだなって思います。