羽生結弦くんのすご凄さに
思わず日記仮再開か?
最初の4回転トゥループもすごかったけど、
アクセルの飛距離が長かった。
撮影の方向によっても見え方が違うんだろうけど
あのバネは男子選手ならではのものだね。
SP95点越えはとにかくすごい。
羽生くんは潜在能力が高いから、短い期間ですごいことになったが、
オっさんの指導によって決定的に変わったのはスケーティング。
そして、そのスピードだ。
思い出すのは「漕いで漕いで3回転」の人だ。
あの人は一応女性だから、漕がないとだめだったが、
漕いでスピードを出していたのは確かだろう。
だけど「漕いで」さんは、漕いで飛ぶのが専門で
スピードにおいては高評価としても
その他の部分は、省エネごまかしの顔芸だけだった。
だから、あの人の競技は「フィギュアスケート」ではなく、
「スピードジャンプスケート」でいいのではないか?
新規に、競技を創って、創始者になればよい。
と、羽生くんの記事に、あの人のことばかりを書いてしまった。
あの人は置いといて、
羽生くんのスピードはすごかった。
スピードに乗ればジャンプも高く遠く跳ぶ。
そんな力学的なノウハウをオっさんは持っているのだろう。
それだけは確かだ。
PCSが8点台後半と飛躍的に伸びたのは
オっさんの指導のおかげというより、
昨季の積み重ねと、
観客の心を鷲掴みにした2012worldの演技があってのことだと思う。
その点は、なにがなんでも譲れない。
今回の羽生くんの演技で
オっさんに対して、感謝の気持ちが生まれた。
でも、相変わらず、しゃくにさわる気持ちは消えない。
日本のフィギュアスケートFANはこの2つの気持ちを共存させながら
今後、羽生くんを見守っていくことになるだろう。
オーサーにとっては、
すでに潜在能力が高く、評価が上がりつつある選手に
ちょっとアドバイスするだけで、
たちまち、名コーチの地位を得ることになる。
「漕ぎ」さん無き後、すごい選手を育ててもいなかったから、
羽生くんという逸材を得て、さぞかし、おいしい思いをしているに違いない。
本当によかったな。オっさん。
しかし、コーチと選手の関係を逸脱するような想いを
羽生くんにいだかないよう、くれぐれもお願いしたい。
歴代最高点のSPで折り返し、
勝負はFSで決まることになる。
昨季のロミ&ジュリは、息切れさえもロミオそのものだったが
FSでは、最後までの体力保持がキツそうだ。
前半をあのスピードでぶっ放していると、後半が心配になる。
省エネタイプの演技になっちゃうと、観客は昨季ほど熱くなれないかもしれないし。
今日のSPでも、まだまだ、ステップとかの伸び代が残っている。
そういえば、また、思い出したが、
あの「漕ぎ」さんの場合、SPに関しては好む好まざるに関わらず、
強烈なインパクトがあったし、演技力有り、スピード有りだったが
FSに関しては、ことごとく、つまらない板のような演技だった。
SPの演技は覚えていても、FSに関しては全く印象に残っていない。
あのバンクーバーのFSさえも、衣装しか覚えてない。
それに比べ、真央ちゃんの「モスクワの鐘」はフィギュアの歴史に残る名プログラムだ。
だから、最後にこれだけは書いておこう。
「スピード」ばかりを追い求める競技が、フィギュアスケートなら、
「漕ぎ」が、チャンプでも良いだろう。
だけど、フィギュアスケートは、それだけじゃないはず。
羽生くんはおそらく、チャン帝国フィギュア界に
新しい風を送り込む存在になる。
スピード感があって、ジャンプが高く幅広く跳べて
そこに、持ち前の演技者としての才能を上手くミックスさせた時、
羽生くんは、真の王者となるだろう。
それが、今季に花を咲かせるか、来季に持ち越すか
まだ先になるか、
いずれにしろ、近い将来、王者となる魂を彼は持っている。
それにしてもオーサーはデブデブだなあ。
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