ロシア杯、男子はPチャン、ジャンプに精彩を欠いて3コケ。
技術点4位。TCS1位も及ばず、総合2位。
まあ今回の出来きでは、順当な評価ではないでしょうか?
ところで、一位のトマシュ・ベルナルの出来がよかったか?
どうも、そうは思えない。
スケーティングにしろ、ステップにしろ、エッジが浅い。
踊りも、上っ面だけの薄っぺらいものにしか見えなかった。
ベルナルの演技を見てから、もう一度、Pチャンの演技を見返すと、
スケーティングの違いが如実に見えてくる。
前回の日記で、ひきょう者と書いてしまったことに少し後悔してしまう。
Pチャンのスケーティングは、小塚くんに勝るとも劣らない。
ステップの細かいエッジワークは、浅田選手のそれを思い出させた。
まあ、彼の場合、口が災いしていて、批判されやすく、
自分を制するに至らない若さゆえの傲慢さが感じられて、好感が持てないのも確か。
それから、やはりジャンプをもっとちゃんと跳ばないと話にならない。
ヨーロッパの大会で2位になったことで、少し謙虚な気持ちが持てるといいんだけど。
アボット選手は好きな選手だが、今回はコケ過ぎ。
最終的には、コケなかった人が優勝に漕ぎついたという感じ。
氷が堅かったとも言われてるそうだが、
my氷を持っていけるはずもなく、
みんな遠征先の氷の感覚を練習時に見極めて、対処するしかないのだから、条件は同じだ。
さて、女子。
女子については、多くを語ることがない。
安藤選手が順当に1位になったし、鈴木選手も続いて2位を確保。
日本選手2名にとっては、特に意識しないといけない敵はいなかった。
実は、僕はTBSの放送はスルーした。
夜中に、CMだらけの前置きの多い映像を見るほどの、
高揚した気分でもなかったからだ。
日本女子はすでに3枠、ファイナル進出を決めた。
それは、本当に素晴らしいことだと思いつつ、
僕は、そこに足りない何かを探してしまう。
この切ない気持を上手く表現することはできない。
5日後に控えているGPシリーズ最終戦「エリックボンパール杯」
最善を尽くしても、彼女はファイナルに届かない。
とっくに理解していたはずのことが、今更のように寂しい。
ファンという壁を越えて、まるで恋のように愛のように彼女を想う。
一度、真央愛に目覚めた人は、他の誰かでは埋められない寂しい心とともに、
ファイナルの舞台を眺めることになる。
それは、女性FANだって、男性FANだって同じだと思う。
何故、彼女でなければならない?
この問いに、答えなんていらない。
ただただ、彼女を待つ。彼女のスケートを待つ。それだけだ。
[0回]