ルッツはアウトサイドエッジ、フリップはインサイドエッジで踏み切るジャンプであることは、よく知られている。
昨今、たくさんの選手がエッジエラーをとられるので、みなが覚えてしまったからだ。
これだけ書くと、あたかも、二つのジャンプがほとんど同じジャンプで、唯一の違いが踏切エッジの方向のようにも聞こえる。
復習してみよう。
<ルッツジャンプ>
ルッツジャンプ (Lutz jump) は、フィギュアスケートにおけるジャンプの種類のひとつ。単にルッツとも呼ばれる。
1.解説
後ろ向きの助走から左足(ジャンプの回転方向が時計回りなら右足)のアウトサイドエッジで跳び上がりのモーションに入り、離氷の瞬間に右足(時計回りなら左足)のトウを突き回転及び踏み切りの補佐とするジャンプをルッツジャンプという。ルッツジャンプは、ISU(国際スケート連盟)がジャンプ要素として認めている6種類のジャンプの中で唯一、「助走のときに体にかかっている回転の力の方向」と「空中での回転方向」が逆になるジャンプである(これをカウンタージャンプという)。そのためルッツジャンプは、6種類のジャンプの中で2番目に難易度が高いとされており、基礎点もアクセルジャンプに次いで2番目に高く設定されている。
2.エッジ判定
ルッツジャンプの際にインサイドエッジで踏み切ってしまい、実質フリップジャンプとなってしまったジャンプや、反対にフリップジャンプの際にアウトサイドエッジで踏み切ってしまい、実質ルッツジャンプとなってしまったジャンプはGOEの面で減点されることになる。
明らかに不正、もしくは明らかな不正とは言えないまでも不正確なエッジでの踏み切りが行われた場合、技術審判はエッジエラー(e)を宣言する。この時、演技審判はエッジの不正確さ加減を各自判断し、GOEにおいてこの宣言を考慮した評価をしなければならない。ルッツとフリップ両方のジャンプでエッジエラーが宣言されることも有り得る。
3.歴史
1913年にオーストリアのアロイス・ルッツが初めて跳んだのが始まりとされている。
1925年には同じオーストリアのカール・シェーファーが2回転ルッツに成功、1942年にはカナダのバーバラ・アン・スコットが女子選手として初めて2回転ルッツジャンプに成功した。
1962年、カナダのドナルド・ジャクソンが3回転ルッツに成功し、1978年にスイスのデニス・ビールマンが女子選手として初めて3回転ルッツに成功した。
1999年、ISU非公式の大会ではあるが、中国の李侠がユニバーシアードで4回転ルッツに成功した。
<フリップジャンプ>
フリップジャンプ (Flip jump) は、フィギュアスケートにおけるジャンプの種類のひとつ。単にフリップとも、トウサルコウとも呼ばれる。
1.解説
空中での回転方向と同じ方向のターンから即座に左足エッジに右足のトウを突いて跳ぶジャンプ。フリップジャンプは、国際スケート連盟が認定する6種類のジャンプの中で3番目に難易度が高いとされており、基礎点もアクセルジャンプ、ルッツジャンプに次いで3番目に高い。
フリップジャンプでは、左足インサイドのエッジが描くカーブから生まれる回転力と、軌道の内側にトウを付く事によって後方への推進力がコンパスのように変換された回転力の2つが主な回転の原理となる。ただし、右足を引く際に体が回転方向とは逆向きに開く事になる点で難易度が上がる。
2.エッジ判定
フリップジャンプの際にアウトサイドエッジで踏み切ってしまい実質ルッツジャンプとなってしまったジャンプや、反対に、ルッツジャンプの際にインサイドエッジで踏み切ってしまい実質フリップジャンプとなってしまったジャンプは、GOEの面で減点される。
明らかに不正、もしくは明らかな不正とは言えないまでも不正確なエッジでの踏み切りが行われた場合、技術審判はエッジエラー(e)を宣言する。この時、演技審判はエッジの不正確さ加減を各自判断し、GOEにおいてこの宣言を考慮した評価をしなければならない。
フリップとルッツ両方のジャンプでエッジエラーが宣言されることも有り得る。
3.歴史
初めて成功した人は、はっきりしない。俗説としてトウループジャンプを初めて成功させたアメリカのブルース・メープスが、1913年にはフリップジャンプにも成功したという。1970年代には既に多くの男子選手が3回転フリップジャンプを成功、1981年に東ドイツのカタリナ・ヴィットと西ドイツのマニュエラ・ルーベンがともに女子選手として初めて3回転フリップジャンプに成功した。
日本では、選手やコーチを中心に「フィリップ」と呼ばれる事もあるため、フィリップという名の選手が初めて跳んだのではないかという誤解も存在するが[要出典]、フリップジャンプはFlip(反転する)という英単語から来ているもので、誤りである。
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「1.解説」の部分だけを読むと、2つのジャンプは全然違う説明がされている。
特に注目すべき記述は、
ルッツジャンプが6種類のジャンプの中で唯一「助走のときに体にかかっている回転の力の方向」と「空中での回転方向」が逆になるジャンプであるというところだ。
これだけ、他のジャンプとの違いを明確に記しているに関わらず、
「2.エッジ判定」を読むと、ルッツの踏切エッジがアウトサイドから、インサイドになると、実質フリップになるというのだ。
実質てなんだ?
助走の回転方向と空中の回転方向が逆という「ルッツだけの特徴」はどこ消えた?
つーか、ルッツが他のジャンプと違う点が明確に出来ていれば、ちょっとエッジの傾きが微妙でも、ルッツじゃないか?
これは素人考えか?
フリップと跳んだ時の形が似てても、ジャッジにとっては、2つを見分けるなんて朝飯前だろうに。
もしかして、踏切エッジばかり見てるから、エッジさえ正しければ、ジャンプの出来映えGOEをプラスしてるんじゃないの?
……してるんだね……
本来の個々のジャンプの出来映え=美しさ
なんて、本当はわかってないんじゃないの?
ジャッジは素人か?
こうなったら、裁判員裁判のように、大会の前に任意の素人さんに俄か勉強させて、ジャッジ席座らせたらどうだろう?俄かジャッジでも、踏切エッジがインかアウトかくらい見分けられるっていう話だ。
さらに言えば、見た目が綺麗ならば、3T-3Tにでも、爆弾加点すりゃあいいんだよ。
それか、ジャンプの種類を増やしたらいいんだ。
新しい発明てのは、大抵、何らかの失敗から生まれてくるんだと、エジソンも言ってただろう。
ルッツの踏切がインになってるジャンプをルッツとフリップの間くらいの難度の新しいジャンプにすればいい。名付けて「真央ジャンプ」だ。
むしろ、ルッツより難しい気もするが、まあいいだろう。
フリップの踏切がアウトになったものを
フルッツとでも名付けてフリップとサルコウの間に作ったらいいのだ。
(すでに似たような名前でネット批判があったような気もするが)
とにかく、エッジエラー、エッジエラーって、やかましい。
ジャッジはみんな、エッジフェチか?そんなにエッジが好きなら、エッジをかかえて寝てろ。起きたら血だらけだぞ、バカヤロウ。
とにかく、真央ジャンプは美しい、素晴らしいジャンプなんだよ。
わかったか。
[7回]
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