ブロック大会は、
東日本で3ブロック「北海道・東北」「関東」「東京」、
西日本で3ブロック「中部」「近畿」「中四国・九州」、
以上の6大会が行われます。
それぞれの上位入賞者が、
全日本の予選大会、東日本・西日本選手権の出場権を得ます。
ご存知の通り、ブロック大会は全員参加ではありません。
前季に全日本で3位までの選手はシード選手となります。(出場しても良い)
また、強化選手であって、国際大会出場の日程と重なった場合は免除されます。
その他の場合は特別強化選手、強化選手A・Bであっても、
ブロック大会からの出場です。
ブロック大会からの出場を嘆いていた人もいますが、
それが普通です。
町田選手は、西日本選手権と重ならないようにして、
GP第1戦、第6戦にエントリー。
連戦になろうとも、がんばる町田くんです。
さて、本題、「ブロック大会女子」で起こった異変と題しましたが、
たいしたことではありません。今更なお話です。
またしても、PCSの不思議に振り回されているだけなんですよ。
SP、FSについて、シニア、ジュニアの区別なく、
それぞれ、TSS順、TES順、PCS順に並べ替えた表を添付しました。
クリックで拡大します。(表が大きいのでスマホの人見れないと思います。)
SP 「TTS]「TES」「PCS」比較表
FS 「TTS]「TES」「PCS」比較表
SP TES
安藤美姫選手の28.89点は全体の12位(シニアだけなら4位)
村主章枝選手の16.43点は全体の254位(シニアだけなら63位)
11位までにジュニアが、8名入っています。
SP PCSは
安藤美姫選手の27.36点は全体の1位
村主章枝選手の23.80点は全体の3位
SP TSSは、
安藤美姫選手が56.25点で1位
村主章枝選手の39.23点で78位(シニアだけなら36位) (^^ゞ
FS TES
安藤美姫選手の39.45点は全体の48位(シニアだけなら25位)
村主章枝選手の28.17点は全体の159位(シニアだけなら64位)
FS PCS
安藤美姫選手の51.80点は全体の2位
村主章枝選手の48.16点は全体の3位
FS TSS
安藤美姫選手の91.05点は全体の9位(シニアだけなら4位)
村主章枝選手の76.33点は全体の55位(シニアだけなら32位)
さて、この度の結果を踏まえ、
「プログラムの完成度が高いと、PCSが高い」の逆説
「プログラムの完成度が低いと、PCSが低い」は、
完全に論理破綻いたしました。
もちろん、安藤さんや村主さんのスケーティングが良いのは、事実です。
実際、これ以下のPCSではないはずだと思います。
しかし、同時に、PCSはジャッジの「サジ加減」で、
どうにでもできるということも再確認いたしました。
PCSとは、ジャッジがその場の演技を見て決めるものではなく、
ジャッジが
「大体この人なら、このぐらいのPCS」
「振付師が誰それだから、このぐらいのPCS」
「この人は長年、フィギュアスケートに貢献してきたから、おまけ」
「この人は優勝してほしいから、盛ります。」
安藤さんにはまだまだ活躍していただきたいですが、
今回の成績は、PCSに助けられたもので、
技術面、体力面でかなりの厳しい状況であることも如実です。
今季の全日本選手権の表彰台は遠そうです。
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