ジャパンオープンの演技後、
リンクサイドに帰ってきた真央ちゃんを
穏やかな表情で迎えてくれる信夫先生。
ほんの少し微笑み、
わずかに瞳が潤んでいるように見えたのは
気のせいなのかな?
でもきっと、
これはいつもの信夫先生なんだ。
「いつものように」と言って
真央ちゃんを送りだしてくれる。
跳べた時も跳べなかった時も変わらず、
平常心で真央ちゃんを迎えてくれる。
「いつもの真央ちゃん」を一番近くで見ているからこそ、
「がんばってる真央ちゃん」を一番知っているからこそ、
真央ちゃんを信じていてくれる。
大きな存在。
余談だが、
「ちはやふる」っていうコミックがあって、
アニメ化もされてる人気シリーズだ。
「競技かるた」の世界を描いたもので
百人一首を通じて、日本語の美しさを伝えてくれる名作である。
【小学生編】ちはやふる ちはやふる~高校生編~ ちはやふる そしていま FULL 今の日本に、
日本の伝統を知り、愛することが
どれだけ大事なことかを教えてくれる。
主人公は「競技かるた」の世界で頂点を目指し、
ひたむきに頑張る。
いわゆる成長物語というものだと思う。
時には勝利を喜び、
時には挫折し、
時には仲間に助けられ、
そして何よりも大きな「先生」の存在がある。
先生から、たくさんの知恵と技術と愛を貰って、
主人公は力を伸ばしていくのだ。
作中は、たくさんの名シーンや名セリフが溢れていて
読んでいると、心が打たれ、時には涙が止まらなくなる。
また、いろんなシーンや台詞が「真央ちゃん」とかぶるのだ。
読みながら、いつも真央ちゃんを思い出してしまう。
そんな「ちはやふる」の中から、名セリフをひとつご紹介したい。
「師を持たない者は、決して師にはなれない。」
競技かるたの「女性の日本1位」はクィーンと呼ばれるが、
現クィーンは、特に先生に就かずに独立独歩で勝ち続けている。
もちろん、それは立派なことだが
技術や実績があっても、
次の世代に伝える力を持ち合わせていない現クィーンを
作者は、そのように嘆くのである。
言い得て妙。実に痛快なセリフだ。
読みながら、
真央ちゃんと山田満知子先生。
真央ちゃんとアントニオン先生。
真央ちゃんとタラソワ先生。
真央ちゃんと信夫先生
を想い浮かべてしまった。
真央ちゃんは立派な「先生」なれると確信する。
その逆は、もちろんフィギュアスケート界の「現クィーンだ。
ブライアン・オーサー(師)への
尊敬の気持ちなど、持ち合わせず、
ただ、利用するだけ利用して、
「金メダル」を取れば、それは自分の力量によるものだと驕り昂ぶり、
果て、勝利後は、「役目終了」と言わんばかりに
「師」に恥を書かせた上で、切り捨てた愚か者。
「キム・ヨナ」
あの者は、逆立ちしても「先生」になど成りようがない。
かなり、話が横道に逸れたが、
いずれ、真央ちゃんは「教える(師となる)」道を選んでほしいと思う。
フィギュアスケート界は閉塞的で、
とんでもない「悪者」が中に入ってきたら、
無防備のまま「汚れてしまう」世界だ。
このままフィギュアスケートが滅んでいくのも
防ぎようのないことなのかもしれない。
しかし、真央ちゃんと信夫先生を見ていると
この素晴らしい「継承」は途絶えさせてはいけないと思うのだ。
また、真央ちゃんなら
フィギュアスケート界を浄化してくれるのではないかと期待してしまう。
きっと困難な作業だと思うが、
真央ちゃんには、豊かな「愛」がある。
真央ちゃんは「フィギュアスケート」を愛している。
だから、真央ちゃんが
次の世代にフィギュアスケートを伝承していくことで
フィギュアスケート界にも、
ほんの少し明るい光を見ることが出来ると思うのである。
とっても眠たい時間に書いてて
話が、あっちこっちに飛んでしまってすみません。
最後は「佐藤信夫氏」の歌で締めくくりましょう。
佐藤信夫 津軽山唄PR
この記事へのコメント
無題
はいってほしいな、と思います。
誰か個人を指導するだけではなく、
フィギュアスケート界を健全にするために
活動してもらいたいです。
真央さんとプルシェンコさんには、それが
できると思います。
無論、本人が希望してくだされば・・・ですが。
無題
フィギアのエセクィーンとは違うと思う。