ニコライ・モロゾフ氏は
ウズウズしていただろう。
そのウズウズ感に、モロゾフ氏の貪欲な気質がうかがえる。
もちろん、それが悪いことではない。
「僕の振付で大輔に滑ってほしい。ウフ♥」
など思っていたのに違いないが、
奈々美先生のプロ、好きだったので
ちょっと、今の時期に、どんなもんだろうと気をもんだ。
結果、ジャンプの失敗などがあり、
点数は伸びなかった。
何よりも、PCSが8点台は、痛恨の極みだ。
でも、良いプログラムだとは思った。
3楽章も使ってほしいなという希望は叶えられたし、
高橋くんのエッジワークをさすがに理解したうえでのプログラム構成だったと
素人目ながら思った。
ま、出来れば、フリーが少々、重厚な曲だけに、
のりの良い「ロックンロールメドレー」は
対照的なイメージで明るく、好きだったからもったいないなと思った。
一番、もったいないことは、
「モロゾフ氏」の世界観をもとに、高橋ワールドを作りだすというより、
「モロゾフ氏」の世界観しか、伝わってこなくなる可能性があるからだ。
主導権が「モロゾフ氏」をゆだねることは、成功すればいい結果を呼ぶが、
そうでもない時は、そうでもないってことだ。
しかし、今回のプログラムに就いては前者であり、
高橋くんの世界観が垣間見れて、ホッとしている。
ところで、「月光」ソナタは、フィギュアスケートで良く使われる曲と聞いて、
2、3、過去に使用した選手の演技を観てみたい。
2007/2008 Adam RIPPON free skating
2006 Japan Nationals - Akiko Suzuki FS
2005 Evgeni Plushenko SP Moonlight sonata
なるほど、どの部分をプログラムに使用するかは、似たり寄ったりだ。
ジャッジとって、慣れた曲を演じるのは、骨が折れるかもしれない。
ところで、衣装はみなさん、どんな感じだろうか。
新プロが「月光」聞いた時、曲は違うが、浅田真央選手に「月の光」思い出した。
特に、シーズン序盤の濃い青色の衣装・・・まさに夜空と月を現わす衣装は
まさに「月の光」のイメージそのものだった。
高橋くんも、やはり、青を基調にした衣装で、少々複雑なデザインだが、
とても似合っていて、「良い感じ」だった。
もしも、できるなら、来シーズンも「月光」を滑り、
より完成度を極めて欲しいと思う。
高橋くんが毎シーズン届けてくれる「color」は好きだ。
与えられた色ではなく、彼が、作りあげた「色」なのだから。
世界選手権で、完成度の上がった「月光」をぜひ観てみたいと思う。
勝負の世界は、結局のところ「順位」でしか、真価は問えない現実があるが、
高橋くんのスケートの世界には、それを超えたとこに尊い価値がある。
上手く言えないけど、彼はスケートに愛されている選手とでも言っておこうか。
とにかく、スケートと高橋くんは深い愛で結ばれている、そんな風に感じている。
ちょっと、頭の中が眠りの世界に惹きずられて、意味不明の文脈になってきたので
本日は、ここらで失礼いたします。
明日は、いよいよ女子♥
スケートと愛で結ばれた真央ちゃんの活躍に期待いたしましょう。
了
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この記事へのコメント
意味がよくわからない
書いてました。
意味不明瞭なところがいっぱいです。
お許しください。
Re:意味がよくわからない
コメントありがとうございます。って
ああ、自分のコメントだった。
今、録画で見終わりました。
ところで、真央さん3A成功おめでとう!!!
すごい加点の完璧3Aでしたね。満足そうな笑顔を見ることができて、とっても幸せな気分になりました。
そして、クワドエルフのケヴィン君、初優勝おめでとう!技術点+演技構成点も高く出ましたね。これからが楽しみです。羽生君、ジャンプ抜けたので仕方ないですね。高橋選手、どうしちゃったのでしょう。16歳のハン・ヤン君、恐るべしですね。無良くん、すっごく硬くなっていましたね。男子は本当に見ごたえありました。
Re:今、録画で見終わりました。
こんばんは。
コメントありがとうございます。
真央ちゃんの3A復活バンザイですね。
高橋くん「月光」良いですね。
でも、やっぱり急ごしらえは否めないってところでしょうか。
ワールドまでに、どうか、復活願います。
この度は若手3名の成長に軍配でした。
無題
ファンには大きく2種類いるかな~と色んなブログ見てて思います。 芸術>スポーツ なのか スポーツ>芸術 なのか・・・ 私は後者で基本のスポーツとしてみます、芸術だと拘ればジャンプはいらなくなり、足元のスケーティングはどうでもよくなり、しまいには氷の上ではなくなってしまいます。 じゃ、舞台やバレエでも見に行きましょうか?みたいなね。
パトリック・チャンのスケーティングに芸術を感じませんか?真央ちゃんのファンスパイラル、羽生君の4回転、プルシェンコのルッツの軌道とか、私は息が止まりそうなほど見惚れます(*^_^*) というわけで、今回 月光 にはこころうたれなかった。 でもきっと話しても永遠に平行線、なやましいスポーツですね(困)。
Re:無題
こんばんは。
コメントありがとうございます。
実は言うと、シーズン当初の「ロックンロールメドレー」も
少々、しっくりこない感はありました。
上半身の表現の割には、足元が動いていないような・・・
羽生くんが、ブルースというか、あのノリの曲をショートに使っているなら、
王道というか、クラシックで魅せるのは、悪い選択ではないと思いました。
フィギュアスケートが芸術かスポーツかといったら、
僕も、スポーツかなと思います。
いや、もしかしたら、力学な面が多いかもしれませんね。
慣性の法則とか、なんちゃらの法則で、
ジャンプしたり、スピンしたり、
無理をしたら、体を壊してしまうのではないかと、心配です。
その上に、芸術的要素。スケータは大変です。
高橋くんについて言えば、
今季は少々、低迷したとしても、来季に向けてのステップの一つだと思います。
だって、高橋くんは、これで終わる人ではないですよね。
がんばれ!高橋くん。
ではでは。