2011年9月25日の夜のことでした。
冷蔵庫の中に一つ残されていたはずの
プッチンプリンが無くなりました。
3連で売っているプリンは、スーパーなどの陳列冷蔵庫に並ぶ、
いわゆる安価プリンたちえす。
しかし、あなどるなかれ。
プッチンプリンは1970年、高度成長期の日本に生まれ、
庶民に愛されて40年余り。現在も庶民の冷蔵庫の定番なのです。
プッチンプリンの詳しい商歴は、
プッチンプリンホームページをご覧ください。
プッチンプリン
かつては、そんな愛すべきプッチンプリン(3連)を巡り、
5人家族が、何度も争奪戦を繰り広げていたものです。
しかし、各々が自ら稼ぎ始めてからは、もっと贅沢なプリンへと
興味が移り、プッチンプリンへの執着は薄れていきました。
ただし、ひとたび冷蔵庫に入れられると、あっという間に消えていくのですから、
誰もが口に出さなくなっただけで、
愛が消えてしまったわけではなかったのです。
そんなある日のこと。
プッチンプリンは半端な残り方をしました。
2個食べられて、1個残ったのです。
そのことに気づいた者は、心ひそかに狙っていたに違いありません。
一番年若の家族が、最後の1個を狙って冷蔵庫を開いた時には、
すでに、プッチンプリンは姿を消していました。
「ちくしょーあの野郎だな、プリンを盗りゃーがったのは」
と言ったかどうかはわかりませんが、
盗った奴には一撃を加えようと思ったに違いありません。
あの野郎の部屋のドアを乱暴に開け放つと、
パソコンデスクの上には、案の定、プッチンプリンの残骸(空容器)が・・・
皿の上には、ナゼか、おびただしい量の爪楊枝がありました。
そして、肝心の犯人はどこにも見当たりません。
プッチンプリンの残骸と爪楊枝を残したまま、
犯人は、どこかに消え失せてしまったのです。
あれから4日。
「犯人はどこへ」
「21本の爪楊枝はいったい何に使われたのか」
謎は深まるばかり。
唯一の手掛かりは、この犯人のダイイングメッセージ(?)動画です。
さて、犯人は誰で、今どこに居るのでしょうか?
これを読まれている、あなたが名探偵です。
どうか、犯人を探してください。
お願いいたします。
[6回]
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